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●本●
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●村田エフェンディ滞土録● 梨木果歩 角川書店 <小説> |
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梨木さんは大好きな作家です。この本は「家守奇譚」ともつながっています。第一次大戦前のイスタンブールが舞台なんだけど、感動ものです。もちろん、他の梨木作品と同様、すごい出来事は起こるわけではなく、日常生活の中にいろいろな深みがかいまみえるんだけど、この時代設定が第一次世界大戦前ってところがミソです。そしてイスタンブールってところが。物語は最終章で大転回をします。もう涙なしには読めないんです。イスタンブールが舞台だから国際色豊かな登場人物たちなんだけど、やっぱりオウムです、一番の注目は。オウムの一言が泣ける・・・。梨木さんでないと、こういう本は書けないねえ。「家守奇譚」を読んだあと、こちらを読むことをおすすめします。読み終わったあと、しばらく本を胸に抱えていたくなるような作品です。
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